管理運用の形態
目次
病院で扱われる医療材料や医薬品は、数千点から数万点にも及ぶ数になるため、物流管理をすることで質の高い医療と経営の安定化につながります。
ここでは、病院物流におけるポイントや管理パターンを紹介します。
病院物流方式を考える3つのポイント
病院物流管理は、物品を定数・臨時・高額物品などに分けて、定数カード貼付、バーコードを読取り、部署ごとに定数をカウントし補充を行うことが基本となります。
物流の運用方式を検討すべきは下記の3ポイント。
- 対象物品が病院購入品か業者預託品か。
- 管理業務を病院自身が行うのか、外部業務委託するのか
- 物品が院外のSPD業者の物流センターから直接部署に配送・配置されるか院内の倉庫から出庫されるか
- 将来的にRFID(無線タグ)の展開も視野に入れた発展性のあるシステム
このポイントに応じて、運用方式は8つのパターンが考えられます。
病院物流の運用方式8パターン
院内供給・購入・自主管理型(病院購入品)
病院購入品を病院職員が管理する方式です。
院外供給・預託・自主管理型(納入業者預託品)
納入業者に物品を院内倉庫に預託させ、病院職員がSPD業務を行い、消費後に購入するパターン。
院外供給・貸出業者管理型(貸出品)
貸出業者が貸出品(カテ、インプラント類などの特定保険治療材料、高額物品)を病院に貸出すパターン。
院内供給・購入・業務委託・管理代行型(病院購入品)

画像引用元:一般社団法人 日本衣料製品物流管理協議会
https://www.spdjapan.org/info/info004.htm
病院購入品をSPD業者が代行して院内管理業務を行うパターン。
院内供給・預託・業務委託・管理代行型(納入業者預託品)
納入業者が預託している物品をSPD業者が代行して院内管理業務を行うパターン。
院内供給・預託・業務委託・販売型(SPD業者預託品)

画像引用元:一般社団法人 日本衣料製品物流管理協議会
https://www.spdjapan.org/info/info004.htm
病院購入品をSPD業者が代行して院内管理業務を行うパターン。
SPD業者が院内倉庫に預託し、定数配置、消費後に物品の所有権が病院に移転するパターン。
院外供給・預託・業務委託・販売型(SPD業者預託品)
SPD業者の院外物流センターから直接、物品を部署に預託・定数配置、消費後に物品の所有権が病院に移転するパターン。
院外供給・再預託・業務委託型(納入業者預託品)
院外のSPD業者・物流センターに納入業者が預託し、SPD業者が小分け・カード添付などをした後、部署に再預託・定数配置し、消費後に所有権が納入業者から病院に移転するパターン。
自院に合う運用方式はどれか?
さまざまな運用方式がありますが、病院のコストに直結する部分として
- 病院職員が物流管理をするか
- SPD業者へ委託して管理するか
の2つが大きなポイントとなります。
予算を潤沢に確保できるのであれば、SPD業者へ委託をするに越したことはありませんが、そうもいかないのが実情でしょう。
自主管理では、病院診療と管理業務による現場職員の負担が課題となります。
自主管理を進める場合は、自院の状況、予算に合わせて、物流管理を効率化するシステム導入などを検討するとよいでしょう。
求める機能で選べる
自院に合った
病院物流システム検索を見てみる
- ~Hos Logi~ 新時代の病院のための物流管理ガイド
- 病院物流の基礎知識
- 医療材料(医材)を価格削減するには?
- RFIDタグとは?
- 医療機器を輸入する場合の法律
- PIC/Sとは
- 医療機器物流に関する法律
- SPDのメリットとデメリット
- リフィル処方箋のメリットとデメリット
- 医療用医薬品バーコードGS1について
- 単回使用医療機器とR-SUDについて
- 管理すべき品目
- 外部委託にかかる費用
- バリデーション(医薬品の適格性確認)について
- 医療機関のIT導入補助金について
- 医療DXとは
- 自院運用・外部委託のどちらを選ぶべき?
- 医薬分業の目的やメリット
- GDP(医薬品の適正流通)について
- 医薬品製造における滅菌バリデーション
- 安定性試験・安定性モニタリングとは
- クオリフィケーション(適格性評価)とは
- 院内物流管理システム(SPD)とは
- 医薬品製造におけるGQPとは
- SPD(病院物流管理)業務における外部委託の課題

